オリックス、左腕獲得で“右投手偏重”に終止符を【ドラフト2019】 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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オリックス、左腕獲得で“右投手偏重”に終止符を【ドラフト2019】

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氏原英明dot.
横浜高校の及川雅貴 (c)朝日新聞社

横浜高校の及川雅貴 (c)朝日新聞社

 2019年のプロ野球新人選択会議(ドラフト)は10月17日に開催される。今年はなんといっても、大船渡の佐々木朗希が最大の注目株であり、星稜の奥川恭伸、明治大の森下暢仁などの指名にも熱視線が送られるだろうが、ここでは必要な補強ポイントから各球団のドラフト戦略を冷静に探ってみる。今回取り上げるのは今季パ・リーグ最下位で5年連続のBクラスとなったオリックスだ。

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 将来を担う投手たちが立て続けにトミー・ジョン手術を受けるなど、受難のシーズンは続いている。ドラフト戦略の巧妙さやスカウティングの方向性は間違っていないが、生かす方の実績がなかなか上がってこないのが実情だ。

 チーム防御率は4点台と苦しかったが、数字ほどの悲惨な状況ではない。若い投手を中心に先発の枚数は揃ってきている。山本由伸と山岡泰輔の二人が、移籍した金子弌大、西勇輝の穴を感じさせない働きぶり。19試合に先発したK-鈴木や育成上がりの榊原翼、人的補償で獲得した竹安大知らの台頭で陣容は揃いつつある。中継ぎ陣の枚数は課題だが、そこは先発争いから漏れた選手たちを回していくことになろう。一方で、左腕投手は2年目の田嶋大樹のみで、やや手薄な状況ではある。

 投手陣がいい方向に向かい始めている今だからこそ、ビッグネームに手を出しておきたいというのが現状だ。山本、山岡と並ぶ存在感のある投手が3本柱となれば、これ以上にない。

 今年の高校TOP3である奥川恭伸(星稜)、佐々木朗希(大船渡)、西純也(創志学園)には思い切って指名に向かってもいい。特に、佐々木はオリックスのようなそれほど人気があるチームではない球団でひっそり育成していくというのも本人のためにはいいかもしれない。

 ただ、その上で、2位以下にはチームの課題となっている田嶋大樹に続く先発型のサウスポーの獲得を目指したい。その1番手に挙がるのがJFE西日本の河野竜生になる。鳴門高から社会人入りした投手で、まだ高卒3年と若く、将来性があるのはもちろん、即戦力としても期待ができる。組み立てがうまくて、ゲームメーク能力に長けている。右投手偏重のチーム編成には是非獲得したいところだろう。


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