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甲子園出場校で男子校が絶滅寸前 青春っぽい理由とは?

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小林哲夫dot.#甲子園
第101回 全国高校野球選手権大会 大会の代表校

第101回 全国高校野球選手権大会 大会の代表校

 男子校が一つもない。

 第101回全国高等学校野球選手権大会の代表校49校のなかに男子だけが通う学校は一つもない。すべて男女共学あるいは男女別学である(男女別学とは男女が分かれて教室で学ぶこと。第101回大会出場校では国学院久我山のみ)。

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 甲子園に出場するような野球強豪校といえば、すこし前まで私立男子校が多かった。全国から野球がうまい生徒が集まり、部員100人を超す大所帯のなかで、すぐにプロでも通用しそうな選手が活躍する。こうした学校は男子校が多かった。

 ところが、いまではこうした野球強豪校の多くが共学になっている。夏の甲子園で男子校が初めて姿を消したのは2003年だった。その後、2009、2010、2012、2015年に男子校は出場していない。春の選抜では2004、2015、2017年に男子校は見られない。野球強豪校の男子校が絶滅の危機にあると言えようか。甲子園の常連校で、かつて男子校だったが、現在女子を受け入れているところが増えたからだ。たとえば次の野球強豪校である(カッコ内は共学または別学開始年。*印は今回、甲子園出場)。

○南北海道・北海(1999年)
○宮城・仙台育英(1986年)※、東北(1995年)
○茨城・霞ケ浦(2004年)※
○群馬・前橋育英(1994年)※
○西東京・日大三(1987年)、早稲田実業(2002年)、国学院久我山(1985年)※
○東東京・日大一(1997年)、関東一(2004年)※
○愛知・中京大中京(1998年)
○三重・三重(1994年)
○京都・龍谷大平安(2003年)
○大阪・履正社(2000年)※
○広島・広陵(1998年)
○山口・宇部鴻城(2004年)※
○香川・尽誠学園(2000年)
○長崎・海星(2006年)※
○熊本・九州学院(1991年)
 
 なぜ、これほどまで共学化が進んだのだろうか。上記のある野球強豪校の元教員がこう話す。

「端的に言えば、少子化対策です。私立高校が生き残るためには東大合格か甲子園出場のいずれかで知名度を高めるしかありません。子どもたちの数が減っているなか、男子だけの受け入れでは定員割れを起こしてしまいます。野球部員はすごい選手だけを入れて少なめにする。そのかわりに女子を多く入れるほうが、学校経営上はいいんですよ」


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