元広島・黒田が憧れ…五十嵐亮太、「高いプロ意識」と「覚悟」で古巣支える (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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元広島・黒田が憧れ…五十嵐亮太、「高いプロ意識」と「覚悟」で古巣支える

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山岡則夫dot.
今季から古巣ヤクルトに復帰した五十嵐亮太 (c)朝日新聞社

今季から古巣ヤクルトに復帰した五十嵐亮太 (c)朝日新聞社

ーーあの時は良かった、という昔話で終わりたくない。

「キャンプで下半身の違和感も出た。姿勢や骨盤のズレもあり決してベストな状態ではない。1球ごとに、投球フォームの感覚が異なることもある」

「投球フォームなどのテクニカルな部分は、自分の形を崩れないようにするのは当然。でもコンディションは毎日異なる。特に今くらいの年齢になってくるとそれが顕著になる。だから良い感覚をできるだけ長く継続できるように心掛けている。その中でしっかりと結果を出すこと。プロはプロセスではなく結果がすべてだから」

 キャンプから投球フォームの確認に時間を割いている。コンディション調整はもちろんだが、それ以前に技術部分の安定は必須だからだ。そのためには投手コーチのみでなく、若手投手とも積極的に会話を交わしている。

「自分の経験を通じて残っているものも大事にしたい。でもそれだけに縛られていてはそこで進化も進歩もない。思い込みの怖さというのもある。あの時は良かったよね、という昔話だけになってしまうのが一番良くない」

「自分の性格もあるのか、若い時からいろいろなことに貪欲だった。わからないことや新しいことがあればどんどん周囲に聞いた。コーチだろうが若手選手だろうが、どんどん質問していた。そういう部分のセンサーというか感受性の部分は、今でもまったく変わっていない。野球の技術は年々、変わっているから、自分に合うことはどんどん吸収したい」

 自らの投球フォームを固める確認練習をしながら、「この練習、千賀(滉大・ソフトバンク)がよくやってた」と笑顔で語っている場面もあった。ここ数年は周囲の選手の練習方法もしっかり観察していたのだろう。

ーー色々なものを吟味してアウトプットする重要性。

「完全にベテランと呼ばれる年齢。実際、いつまで現役でできるかはわからない。最近感じるのは、自分の中のすべてを完璧に表現するのは無理だということ。だから自分としっかり向き合い、その時の自分に最も適したものを探し出すことが大事」

「どちらかというとアウトプットを重要視している。 もちろんインプットして自分の引き出しをもっと多くする必要もある。僕の引き出しなんて、まだスカスカだから、いろいろなことを学んで吸収しておかないといけない。でもそれらを吟味してアウトプットすることの重要性を感じる。技術、知識など効率的に出していかないといけない」


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