江川、立浪、川藤ら プロ野球「クセが強い!」解説者の通信簿 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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江川、立浪、川藤ら プロ野球「クセが強い!」解説者の通信簿

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プロ野球解説者の江川卓氏 (c)朝日新聞社

プロ野球解説者の江川卓氏 (c)朝日新聞社

 日本の文化として強く根付いているプロ野球。一時期よりも地上波での放送こそ減ったが、BS放送やラジオ、そして「スカパー!」に「DAZN(ダゾーン)」と、試合を観る方法、手段は、ひと昔前よりも格段に増えただろう。球場での生観戦が最高ではあることに変わりはないが、それと同時にテレビ観戦においては、映像機器、データ活用の発展などにより、その面白さは増している。

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 そこで重要かつ鍵を握るのが解説者の存在だ。アナウンサーが試合を実況する傍ら、識者としての目線でプレーを分析し、見ている我々に説明する。解説者の「語り」なくしては、現在の中継は成り立たない。では、誰が最も聞きやすいのだろうか。

 真っ先に名前が挙がるのが、江川卓氏である。現役時代に「昭和の怪物」と言われ、プロ入りした経緯で“アンチ”も多く存在したが、引退後は独自の野球理論でプレーを分析し、巨人以外のプロ野球ファンを唸らせてきた。特に投手のその日の調子を見抜く力に長け、奢ることなく丁寧かつ冷静に、そして力強い“解説”は、プロフェッショナルさを感じさせる。引退後の1988年から現在まで解説者としてテレビ出演を重ねて来ており、その経験値の高さで、観る側を楽しませる工夫にも長けている。全国的にはまだまだ巨人ファンの数も多く、「解説=江川」だから観るというファンも少なくない。

 巨人OBでは、桑田真澄氏の評判も高い。頭脳的で投球術に長けた現役時代と同様に、卓越した分析力で打者心理、投手心理をわかりやすく説明。その語り口調は非常に柔らかく、視聴者側が試合中に何度も「なるほど」と頷ける解説だと言える。ワードセンスも秀逸で、東京ドームの左中間&右中間に飛び込む「ドームラン」を広めたのも桑田氏である。

 一定の年齢以上の男性ファンから人気なのが、やはり野村克也氏である。選手、監督時代の実績は随一で、「野村節」、「ノムさん語録」は聞いているだけで面白い。ただ、「聞きやすい」かと問われれば、ややクセが強い。その意味では、野村ID野球の申し子である古田敦也氏の方が語り口はなめらかだ。捕手、監督を務めた経験があり、プレーを全角度、方面から語れるのが強み。聞き取りやすい声と人当たりの良さで、代表戦などでの解説経験もあってすっかり“公的な解説者”として定着した感じがある。特に女性ファンなどが古田氏の解説を支持する声を聞く。



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