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大谷翔平、ダルビッシュも“旅立った”  日本ハム二軍が物語る「球団の組織力」

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山岡則夫dot.
鎌ケ谷スタジアムでポーズをとる大谷翔平=2013年1月撮影 (c)朝日新聞社

鎌ケ谷スタジアムでポーズをとる大谷翔平=2013年1月撮影 (c)朝日新聞社

「マイナーでの移動はもっと長い距離もありましたから全然、大丈夫ですね。みんな北海道までの移動くらいなら慣れていますよ。それよりも1日でも早く北海道でプレーしたいと思っている。鎌ヶ谷はそのための場所という意識があれば練習にも集中できる。上に呼ばれれば喜んで行きます」

 と語るのはアメリカでのプレー経験がある村田透だ。

ーー選手とファンのほどよい距離感が生み出す快適性。

 97年、ファイターズタウン鎌ヶ谷が完成。2400人収容のメイン球場、室内練習場、選手寮を備えた立派な施設から数多くの名選手が旅立った。中にはダルビッシュ有、大谷翔平などが海を渡った選手もいる。

「大前提として、選手本来の居場所は一軍であり北海道。でも鎌ヶ谷は決して鍛えるだけの場所でもない。二軍とはいえ見られることが大事。見られることは心のスパイスになる。だから我々、スタッフは様々なことをやって、一人でも多くの方々に球場へ足を運んでもらえるようにしないといけない」

 鎌ヶ谷は二軍本拠地とはいえ、関係者はそれ以上の存在であることの意識を欠かさない。そのためにも多くのお客さんに足を運んでもらう努力を欠かさない。

「収益だけを見れば、日本ハム球団全体の収入の本当に小さなもの。でも鎌ヶ谷という土地に根付くことができている。鎌ヶ谷ファイターズという、ちょっとしたブランドにもなっている」

「地域の皆様に愛されることで、選手自身もプロ選手としてのあり方も考えることができるはず。上に比べれば数は少ないけど、毎試合足を運んでくれる人がいる。それまでは家族や身内だけの応援だったのが、言葉は悪いけど、全く知らない人が応援してくれる。お金だって使ってくれる。そこで感じることは必ずあるはず」

 村田はアメリカと鎌ヶ谷のファンの距離感の違いについても語ってくれた。

「アメリカは選手とファンの距離が異常に近い。試合後に近所のバーで普通に飲んだりすることもある。鎌ヶ谷も距離感に関してはかなり近い。でも根底にプロ野球選手への尊敬がある。プライベートを尊重してくれるというか。そういう意味でも鎌ヶ谷は本当にやりやすいしありがたい」



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