■タコライスやお好み焼き…がっつりメシが好物

 芸能活動と学業の両立は難しく、多忙のため大学を中退というケースも少なくない中、卒業までこぎつけたのは立派だろう。ところで、そこまで頑張れる源は一体何なのか気になるところだが、これについて「『食べるのが好き』ということもあるのでは?」と話すのはテレビ情報誌の編集者だ。

「『食べないことはストレス』だそうで、特に元気をつけたい時は肉を食べていると、映画の舞台挨拶で語っていました。また、撮影で自炊する時間がない時は、撮影現場近くのテイクアウト店を利用し、お好み焼きやタコライスなどのがっつり系を買っているとか。何をするにもエネルギーは必要で、特に食事は体力に影響してきます。桐谷の場合はしっかり食べているので、安定したパフォーマンスを発揮しながらハードなスケジュールもこなすことができたのではないでしょうか」

 一方で芸能リポーターの川内天子氏は、桐谷の何事にも真剣に取り組む強い意志について、こう分析する。

「『ZERO』の最終回で桐谷が涙を見せなかったのは、おそらく『やりきった』という強い自信のほうが大きかったからだと思います。キャスター業のほうは、きちんと視聴者に伝えたいことを自分の言葉に置き換えて話していましたし、本人も成長も実感できたことでしょう。昨年、斉藤由貴(52)と主演した映画『リベンジgirl』の舞台挨拶で桐谷は『演じきれたことに満足している』という趣旨の発言をしたのですが、常に『自分の中で(仕事を)どうやりとげたか』という思いが心の核にあるように見えます、キャスター業にしろ女優業にしろ、仕事とは彼女にとって自分との闘いでもあるのです。何事にも一生懸命チャレンジする姿勢はこうした性格があるからでは」

 今後も女優という枠におさまらず、さまざまジャンルでの活躍を期待したい。(ライター・丸山ひろし)

著者プロフィールを見る
丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

丸山ひろしの記事一覧はこちら