中瀬ゆかり「霊能師Mさんも予言された運命の人とは?」

50代ボツイチ再生工場

中瀬ゆかり

2018/09/06 16:00

「悲劇は人を変化させるが、喜劇は変化をこばむ」という一文をなにかで読んで刺さった。たしかに、パートナーだった白川道(トウチャン)と暮らして笑いまくっていたあの頃はまるで毎日が喜劇で、私は良くも悪くも変化しなかった、というより、いまある幸せを何一つ失いたくなく、変化を拒絶したのだ。だが彼を喪った悲劇は私を、私の人生観を、良くも悪くも劇的に変えた。人は必ず死ぬ。必ず失う生き物なのだ。そのどうしようもなく当たり前のことをはじめて当事者として脳が認識し、私はただ一回きりの人生をもう一度愛するひととやり直して、そして今度はトウチャンのときにやらかした数々のこと(たとえばお金とか時間の使い方とか)を生かして成長していく、と、1周忌の夜にトウチャンの遺影と自分に堅く誓っていた。

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