錦織圭、調子上がらぬまま全米OPへ… “レジェンド”たちに続き完全復活なるか【内田暁】 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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錦織圭、調子上がらぬまま全米OPへ… “レジェンド”たちに続き完全復活なるか【内田暁】

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全米オープンに出場する錦織圭 (c)朝日新聞社

全米オープンに出場する錦織圭 (c)朝日新聞社

「今回の全米オープンは、とても楽しみな大会になると思うよ。ノバク(ジョコビッチ)が復活し、ミロシュ(ラオニッチ)も素晴らしいプレーを取り戻している。ニシコリも同様だ」

 先のシンシナティ・マスターズが閉幕した時、来たる全米オープンの展望を、ロジャー・フェデラーはそのように口にした。昨年の全米は、フェデラーが名を挙げた前述の3名に加え、アンディ・マリーやスタン・バブリンカたちも、ケガで揃って欠場している。それらかつての上位勢が再集結する大会を、世界2位のフェデラーは「とても興味深く、楽しいトーナメントになる」と予見した。

 フェデラーが楽しみにするほどに、大会開幕の4日前に組まれたドローには、新旧のスターの名がずらり並んだ。だが、錦織圭はドローの先々は見ないことで知られている。大会開幕の2日前には、3回戦で対戦の可能性のあるディエゴ・シュウォーツマンと練習したが、それは「いつも彼と練習すると、良いリズムがつかめる」から。現時点で錦織が知る対戦相手とは、初戦で当たるマクシミリアン・マルテラーのみ。なお両者に過去の対戦はなく、錦織にとっては、ほとんど未知のプレーヤーだ。

 23歳のマルテラーは、8月中旬にキャリア最高位の世界ランク45位に達したばかりの、今まさに上り調子の成長株。191センチの長身から打ち下ろす高速サーブと、スピン量の多く、重い左腕のフォアを武器とするが、一発に頼るのではなくストローク戦も得意とする。その能力を生かして躍進したのが、今年のクレーコートシーズン。当時世界ランク16位のシュウォーツマンや38位のガエル・モンフィス、25位のデニス・シャポバロフら複数のトップ50選手を破り、全仏オープンでは4回戦まで躍進した。その後、芝やハードコートでは目立った戦績は残していないが、「最も好きなのはハードコート、一番好きな大会は全米オープン」というだけに、今季最後のグランドスラムにかける思いは大きいはずだ。



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