続出する高齢うさぎの介護問題 ブームから7年「飼いやすい」が盲点に (1/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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続出する高齢うさぎの介護問題 ブームから7年「飼いやすい」が盲点に

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淺見良太dot.#ねこ#介護を考える#動物

うさぎの魅力は「予想だにしない行動」にあると田口みどりさんは言う(提供:Rabbit Island)

うさぎの魅力は「予想だにしない行動」にあると田口みどりさんは言う(提供:Rabbit Island)

情報交換が出来る場が少ない飼い主にとって田口さん(右)のようなプロからのアドバイスは貴重(撮影/淺見良太)

情報交換が出来る場が少ない飼い主にとって田口さん(右)のようなプロからのアドバイスは貴重(撮影/淺見良太)

もとは集団行動をする動物のため、うさぎにとって複数が集まる環境は好ましい(撮影/淺見良太)

もとは集団行動をする動物のため、うさぎにとって複数が集まる環境は好ましい(撮影/淺見良太)

うさぎ愛好家にはこだわりが強い人が多いのだとか。糞や尿の量を計測しグラフを作って健康管理する飼い主さんも(撮影/淺見良太)

うさぎ愛好家にはこだわりが強い人が多いのだとか。糞や尿の量を計測しグラフを作って健康管理する飼い主さんも(撮影/淺見良太)

 犬猫に続き飼育数の多い哺乳類がうさぎだという事はあまり知られていない。人気の理由はかわいいからというのはもちろんだが、「手間がかからない」と飼育が手軽というイメージから購入する人が多く、特に1人暮らしの女性に人気がある。しかし実際はどうなのだろうか。

【画像】芸能界きってのうさぎ愛好家といえば… 意外なあの芸人

「うさぎはとっても手間がかかる上級者向けのペットなんですよ」

 そう語るのは日本で初めてうさぎ専門のペットホテル『Rabbit Island』を17年前に東京都内で開業し、これまでのべ1万羽以上を見てきた田口みどりさんだ。イメージと現実のギャップに悩み飼育を放棄してしまう飼い主も少なくないという。うさぎホテルの利用客からさまざまな相談を受けるが、ここ数年相談が増えているのが「うさぎの介護」だという。田口さんにその現状を聞いた。

*  *  *
 高齢うさぎが増えた要因の一つは長寿化。近年うさぎブームに合わせてペットメーカーがうさぎ専用の商品を開発したことで飼育環境は急激に良くなっている。特にうさぎ専用フードは開発が進みバラエティーに富んできていることが大きい。

 また干支も大きく関係している。7年前、卯年ということで多くのメディアがうさぎを採り上げたことで、この時期に飼い始めた人が多い。うさぎの平均寿命は7~8年と言われ、今まさに多くの飼い主が高齢化の進むうさぎ団塊世代との付き合い方を模索している。

■専門医不足に保険適用外、介護の難しさ

「うさぎは全てにおいてデリケートです」と田口さん。

 例えば自然界では捕食される側のうさぎは素早く動けるように骨が軽くできている。猫が体の12%を骨が占めているのに比べうさぎは8%しかない。ただでさえデリケートなのだから、骨密度が低下する高齢うさぎの扱いは十分な注意が必要だ。

「飼い主が無理な扱いをしたことで、暴れたり高い所から飛び降りた時の負荷で骨折してしまうことがあります。常に床に近い低い位置で扱ったり、無理に抱かないことを心がけてください」

 また、高齢うさぎ用のシニアフードを与え始めるタイミングも間違えがちだという。パッケージに書かれた年齢になったからといって与えるのが正しいとは限らない。



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