そのほか、1998年の横浜「マシンガン打線」がチーム打率.277、100本塁打で1試合平均4.72得点。昨季の広島「赤ヘル打線」もチーム打率.273、152本塁打で1試合平均5.15得点という高い攻撃力でリーグ優勝を果たしたが、それでも今季ここまで1試合平均6.5得点をたたき出している西武打線の得点力には及ばない。

 中村剛也、メヒア、金子侑司の3人が低迷しており、今後への余白を残しているという点でも恐ろしさを感じさせる。すべての中で最強の「百獣の王」。このまま打ち続けられれば、この名称とともに10年ぶりのリーグ優勝が手に入る。シーズンはまだ始まったばかりだが、戴冠への期待は日に日に高まっている。