「水卜アナは番組で自ら失敗談を積極的に披露しています。例えば、親知らずを抜いた日に、『アルコール消毒的な感じで』と焼酎を大量に飲んでしまい、顔をパンパンに腫らしたまま翌日の生放送に出演したという話もありました。その日は髪の毛で頬を隠してごまかしたそうですが……。さらには、大学デビューに失敗したというエピソードも。慶應義塾大学の入学式の日、茶髪にしてまゆ毛を描いてブランドのバッグを持って臨んだ水卜アナ。が、周りは巻き髪のキラキラした女子たちで、あまりの違いにショックを受けてしまったそうです」(前出の編集者)

 ぽっちゃり体形という親しみやすいルックスの水卜アナだが、そんな印象ゆえか、これらのエピソードは意外と納得できる。

「4月から『とくダネ!』(フジテレビ系、月~金・午前8時)に加入する、同局の山崎夕貴アナ(30)もうっかり屋な一面が。1月に放送された『ワイドナショー』ではフリー転身の可能性について聞かれ、思わず『いや、まだ……まだというか』と発言。これに、共演者の松本人志が「『まだ』って言ったー!」と突っ込むと、慌てて否定していました。視聴者にとっては、特に美人でもなく少し抜けたところのある女子アナって応援したくなる存在なんです。各局とも激戦区を勝ち抜くため、こうした女子アナが次々と投入されているのではないでしょうか」(同)

 群雄割拠の女子アナ界だが、才色兼備のしっかり者が引っ張りだこというのは昔の話。今は、完璧すぎない女子アナのほうが成功する可能性は高いのかも?(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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