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“伝説”になる3月生まれの3人のミュージシャンたち

連載「六九亭日乗」

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大友博dot.#大友博
デヴィッド・ギルモア『ライヴ・アット・ポンペイ』

デヴィッド・ギルモア『ライヴ・アット・ポンペイ』

大友博(おおともひろし)1953年東京都生まれ。早大卒。音楽ライター。会社員、雑誌編集者をへて84年からフリー。米英のロック、ブルース音楽を中心に執筆。並行して洋楽関連番組の構成も担当。ニール・ヤングには『グリーンデイル』映画版完成後、LAでインタビューしている。著書に、『エリック・クラプトン』(光文社新書)、『この50枚から始めるロック入門』(西田浩ほかとの共編著、中公新書ラクレ)など

大友博(おおともひろし)1953年東京都生まれ。早大卒。音楽ライター。会社員、雑誌編集者をへて84年からフリー。米英のロック、ブルース音楽を中心に執筆。並行して洋楽関連番組の構成も担当。ニール・ヤングには『グリーンデイル』映画版完成後、LAでインタビューしている。著書に、『エリック・クラプトン』(光文社新書)、『この50枚から始めるロック入門』(西田浩ほかとの共編著、中公新書ラクレ)など

 3月生まれには、ジャンルは違えどこれまで多くの人に愛され、今後も聴き継がれることになるだろう3人のミュージシャンがいる。音楽ライターの大友博さんが語る。

* * *
 ようやく春らしくなってきた3月初旬のこの時期、3人の、音楽の傾向も主な活動の場もそれぞれに異なるものの、ともかく、これからも長く聴き継がれることになるはずの優れた仕事を残してきたアーティストが誕生日を迎えている。

 4日にボビー・ウーマックとクリス・レア。1944年生まれのボビーは故人だが、元気であれば、74歳。51年生まれのレアは67歳。そして、6日にはデイヴィッド・ギルモア。46年生まれの彼は、72歳(戌年の年男でもあったわけだ)になる。胸を張って「ファンです」といえるわけではないのだが、今回は、ちょっと距離を置いたところからその動きを注目してきた彼ら3人のアーティストについて、あらためて紹介してみたい。

 デイヴィッド・ギルモアは、「あらためて」という言葉など必要ないほどの巨大な存在。英国ケンブリッジ出身の彼は、1967年暮れにピンク・フロイドに迎えられ、ギタリスト/ヴォーカリスト/ソングライターとして『ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン/狂気』、『ウィッシュ・ユー・ワー・ヒア』、『ザ・ウォール』などの名盤に貢献。分裂や活動中止の時期も乗り越え、2014年までその伝説を守りつづけた。

 映像へのこだわりも強く、21世紀を迎えてからは、2002年に『デイヴィッド・ギルモア・イン・コンサート』、07年にはデイヴィッド・ボウイとクロスビー&ナッシュがゲスト参加した『リメンバー・ザ・ナイト』、08年にはポーランドの造船所で収録された『ライヴ・イン・グダニスク』と、壮大なスケール感の映像作品を発表している。

 最近作は、一昨年(16年)夏、ピンク・フロイドが1971年に画期的な映像作品を残したポンペイの遺跡で行なった大規模なソロ・コンサートをまとめた『ライヴ・アット・ポンペイ』。密度の濃いパフォーマンスはもちろんのこと、空や空気の変化もきっちりと捉えた完成度の高さには圧倒されてしまう。


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