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西武、黄金期復活へ…辻監督がふりかける「スパイス」

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喜瀬雅則dot.
西武・辻監督 (c)朝日新聞社

西武・辻監督 (c)朝日新聞社

 昨季、最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得し、辻監督からすでに今季の開幕投手も通達されている絶対的エース・菊池雄星の存在は心強いが、菊池に続く先発陣の候補となると、自称166キロ右腕の新助っ人、ファビオ・カスティーヨ、日本通算52勝のブライアン・ウルフの両外国人、7年目の十亀剣、巨人から移籍の高木勇人、3年目の多和田真三郎らの名前が挙がるが、経験値や安定度からすれば、未知数な部分が大きいのは確かだ。

 救援陣は、ともに侍ジャパン選出経験のある2年目の右腕・平井克典、3年目の左腕・野田昇吾、2年前の左肘手術から順調に回復しているかつての守護神左腕・高橋朋己、昨季28セーブをマークした増田達至らが中心となるが、その質量ともに、物足りなさを感じるのは否めない。ルーキーのドラフト1位左腕・齊藤大将も、中継ぎの適性をテストしているなど、投手力の底上げとタレントの発掘に躍起だ。

 今季の戦いでも、昨季同様、強力打線が投手陣をカバーできるかが、勝利のカギになりそうだ。その打高投低のスタイルに、かつての“緻密さ”というスパイスを辻監督がふりかけている。その効果が、どのように現れるのか。上位争いの中で、その存在感を発揮するチームの1つになるのは間違いないだろう。(文・喜瀬雅則)

●プロフィール
喜瀬雅則
1967年、神戸生まれの神戸育ち。関西学院大卒。サンケイスポーツ~産経新聞で野球担当22年。その間、阪神、近鉄、オリックス、中日、ソフトバンク、アマ野球の担当を歴任。産経夕刊の連載「独立リーグの現状」で2011年度ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。2016年1月、独立L高知のユニークな球団戦略を描いた初著書「牛を飼う球団」(小学館)出版。産経新聞社退社後の2017年8月からフリーのスポーツライターとして野球取材をメーンに活動中。


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