あなたの給料が適正なのかわかるようになる方法とは (3/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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あなたの給料が適正なのかわかるようになる方法とは

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安楽由紀子dot.#働き方#朝日新聞出版の本
千賀秀信(せんが・ひでのぶ)/計数感覚・養成コンサルタント。マネジメント能力開発研究所・代表。東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。中小企業診断士。株式会社TKC(東証1部)で、財務会計、経営管理などのシステム開発、営業、広報、教育などを担当。1997年にマネジメント能力開発研究所を設立し、経営と会社数字を関連させて考えられる能力(計数感覚)を高めるためのプログラムを考案。上場企業や公的機関などで研修を行う(撮影/写真部・小原雄輝)

千賀秀信(せんが・ひでのぶ)/計数感覚・養成コンサルタント。マネジメント能力開発研究所・代表。東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。中小企業診断士。株式会社TKC(東証1部)で、財務会計、経営管理などのシステム開発、営業、広報、教育などを担当。1997年にマネジメント能力開発研究所を設立し、経営と会社数字を関連させて考えられる能力(計数感覚)を高めるためのプログラムを考案。上場企業や公的機関などで研修を行う(撮影/写真部・小原雄輝)

 ここからオーナーや従業員の給料、家賃、光熱費を支払います。労働分配率50%とみると、2100万円程度が人件費として支払えます。

 もしあなたが上記のようなお店を脱サラして経営しようと思ったら、給与はいくらほしいですか。1000万円だとすると、残り1100万円が従業員の人件費。ホールに3人、厨房(ちゅうぼう)に3人いれば、単純に1100万円÷6人で1人180万円です。どうでしょうか。全員バイトで経営する必要がありそうです。

――計数感覚があると、そんなことまで簡単に計算できるんですね。脱サラしてお店をやりたいと思ってる人なら絶対に欠かせない能力ですね。
 私は、いつもビジネスパーソンに「自分へ固定費をかけたほうがいいですよ」と言っています。毎月一定の金額をかけて、本を読んだり、ビジネス誌を定期購読したりして、よく考える時間をつくったほうがいい。

 昔はただ単に知識を詰め込めば生きていける時代でした。しかし、今は、グローバル化やAIの導入などにより、知識にプラスして応用力がなければ競争に勝てない時代です。会社数字の世界も、簿記会計を勉強して知識を得るだけではなく、その知識がなぜ必要なのか本質的な理解をする必要があります。重要なのは、考えること、気づくこと、本質を理解すること。そうすることで、初めて応用できます。そうした時代を生き抜くための思考方法の一つとして「計数感覚」をとらえて、多くの方に身につけていただきたいと思っています。(取材・構成/安楽由紀子)


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