地震の活発期に入ったと言われる日本では、どこが大きく揺れてもおかしくない…(※イメージ写真)
地震の活発期に入ったと言われる日本では、どこが大きく揺れてもおかしくない…(※イメージ写真)

 北海道沖で切迫した超巨大地震の可能性――。政府の地震調査研究推進本部が2017年12月、こんな気になる発表をした。地震大国の日本に住む限り、いつ大地震や噴火に見舞われてもおかしくない。2018年、危ないのはどこか。

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 政府の地震調査研究推進本部(地震本部)が「切迫している可能性がある」と予測する超巨大地震の震源地は、北海道東部にある千島海溝沿い。マグニチュード(M)8.8以上の巨大地震が、今後30年以内に最高40%の確率で起きるとした。

 十勝沖ではM8程度の地震が約70年前後の間隔で発生することが分かっている。しかも「約340年から380年間隔で根室沖地震と連動する」(地震本部)。

 前回の連動型地震はM9規模といわれる1611年に発生した慶長三陸地震で、北海道東部に高さ20メートルの津波が押し寄せた。それからすでに400年以上が経過しているため、巨大地震がいつ起きてもおかしくないという。

 地震本部が、30年以内に海溝型の巨大地震が来ると高い確率で予測する場所はほかにもある。

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さらに活断層型の地震となると…