相談者(夫):両親が年齢を重ねていくリスクもありますし、お金をかけすぎないほうが安全ですよね。

泉:おっしゃるとおりです。ですので、ぐっと短めに「3年で回収」を前提にしてみましょう。東京の普通シナリオでいくと、年間売り上げ24万円に対して3年で元が取れる投資額は72万円。より安全に保守的に考えれば、ワーストシナリオに沿って、年間売り上げ12万円×3年で36万円が投資にかけていい上限額になります。カギ交換工事は10万円程度で済むはずなので、余裕で1年以内に回収できますね。清掃費や光熱費は継続的にコストとして発生しますが、これは少額。2年目以降の売り上げはまるまる利益になります。

相談者(妻):しかも、実家がハイテク化されているから、オトクですね!(笑)

相談者(夫):そう考えると、居住の満足度を高める投資とも言えますね。

泉:そう思います。これで「入ってくるお金」と「かけるべきお金」が明確になりましたね。双方を組み合わせてプランニングすることが大事です。

※「泉正人が教える『民泊の始め方』 キャッシュフローは税込みで」へつづく