【セ・リーグ打者部門】


筒香嘉智(DeNA)

 侍ジャパンの4番として世界と戦った男の成績が右肩上がりだ。4月、5月と不振に喘いだ筒香嘉智(DeNA)。6月に打率.311、6本塁打、19打点、7月も打率.312、5本塁打、18打点と安定した成績を収めると、8月は25試合で打率.315、7本塁打、23打点の好成績を残した。

 8月上旬は大人しかったが、12日の阪神戦(横浜)で3安打1本塁打1打点、翌13日の同じく阪神戦で2打席連続2ランの計4打点と爆発すると、22日からの広島3連戦(横浜)では2本塁打を含む計12打数5安打で4打点。クリーンアップ3発から57年ぶりの3試合連続サヨナラ勝ちの劇的勝利を演出した。打率では月間リーグ6位、本塁打も月間リーグ4位と上には上がいることは確かだが、23打点は月間リーグ単独1位で、印象度も抜群だ。

 筒香が月間MVPを受賞すれば、2015年5月、2016年7月に続く3年連続3度目となる。月間打率.344、3本塁打、22打点と爆発した阿部慎之助(巨人)のほか、月間打率トップの.347を残した坂口智隆(ヤクルト)、月間9本のアーチを放ったバレンティン(ヤクルト)、福田永将(中日)とライバルは多いが、果たしてどうなるか。。

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