“最弱”巨人軍 由伸監督、連敗地獄から抜け出せない「致命的な問題点」 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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“最弱”巨人軍 由伸監督、連敗地獄から抜け出せない「致命的な問題点」

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球団ワースト13連敗を記録してしまった巨人・高橋由伸監督(C)朝日新聞社

球団ワースト13連敗を記録してしまった巨人・高橋由伸監督(C)朝日新聞社

 巨人の“歴史的連敗”が止まらない。交流戦前に本拠地で広島に3タテを食らうと、交流戦に入っても楽天、オリックス、そして西武を相手に負け続け、球団ワースト記録を更新。6月8日には西武に2対13という屈辱的なスコアで13連敗を喫した。

 低迷の理由はさまざまある。先発陣の崩壊、裏目となった選手起用、長野久義の不振、世代交代の失敗など、挙げればきりがない。少なくとも菅野智之がエース然とした投球をしていれば連敗は止まっていたはずであるし、若手の台頭がなくても、坂本勇人、阿部慎之助が好調ならば、ここまでの泥沼状態にはならなかったはずだ。高橋由伸監督も2軍で8本塁打をマークしていたクルーズを昇格させ、陽岱鋼をいきなり1番打者として起用、8日の試合では坂本を2番に置くなど、打線を組み替えながら何とかキッカケを掴もうと必死にもがいている。

 だが、結果が出ない。結果が出なければ、采配面を批判されても仕方がない。

 打っている手は決して間違っている訳ではない。問題は、そこから気持ちが伝わって来ない点だろう。試合後の高橋監督のコメントも、「みんなが何とかしようと思ってやっているのは間違いないですけど」、「とにかくその日のゲームで、それぞれが結果を残していくしかないと思います」、「挽回するチャンスもあるわけだから、また明日から頑張るしかないと思います」と、どこか他人行儀だ。もちろん、その通りなのだが、クールなままでは周囲の人間には響かない。時には感情をむき出しにしてチームを叱咤することも必要だろう。

 ボクシングでも、ただやみくもにパンチを繰り出すだけでは相手に当たらないし、例え相手の顔面にヒットしても、しっかり踏み込んで放ったパンチでなければダメージは与えられない。前任の原辰徳監督が報道陣を前に幾度となく声を荒らげて怒りを露わにし、試合中もオーバーリアクションでチームの士気を上げたように、意図的なパフォーマンスも必要になる。もしくは、チームの中に、開き直ってでもムードメーカーになれる選手がいれば違っただろうが、阿部は年を取り、長野は自分のことで精いっぱい。日本ハムから移籍した石川慎吾はまだ加入1年目だ。矢野謙次や大田泰示がいればまた違ったのかも知れないが、もうすでに違うユニフォームに袖を通している。監督が“優等生”から脱するのが現状を打破するための近道だ。


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