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“長谷部不在”がハリルを窮地に追い込む理由 UAE戦をどう戦う?

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会見するハリルホジッチ監督(写真:Getty Images)

会見するハリルホジッチ監督(写真:Getty Images)

 現地時間3月23日(日本時間24日午前0時30分)に行われるW杯アジア最終予選で、敵地でのUAE戦に臨むハリルJAPAN。敗れた場合、4位に転落する可能性が高く(1、2位が自動的日本大会出場、3位はプレーオフ)、命運を懸けた一戦となる。

 では、指揮官であるヴァイッド・ハリルホジッチはどのような戦いの手を打ってくるのか?

 ハリルホジッチ監督は、良くも悪くも"保守的な"リーダーである。

 その色は、メンバー選考からして濃厚に現れている。たとえ出場機会に恵まれていなくても、実績を重く見て、計算が立つ選手を選出。スランプがない献身や走力や筋力へのプライオリティが高い。

 戦術的にも、アグレッシブではあるが、(リスクのある)アタッキングではないだろう。プレッシングは積極的だが、ボールを握り、つなげ、運ぶ、ということに心血を注がない。まずは相手の持ち味を出させず、ミスを誘い、勝つよりも負けない算段を整える。

「怖がる選手は使わない」

 ハリルホジッチはしばしば言うが、勇敢に攻めるわけではなく、とにかく綻びを作りたくないのだ。

 アウェイのUAE戦も、慎重な戦いになるだろう。端的に言えば、昨年10月に敵地で行われたオーストラリア戦(結果は1-1のドロー)に近いのではないか。

 1トップが敵CBのパスを分断、両サイドの選手が敵サイドバックを塞ぎ、トップ下が相手のアンカーに蓋をする。UAEを「はめ込む」プレッシング。それが回避されたら、一斉にリトリートし、ブロックを作る。今度はじっくりとパスコースを切りながら守りを固め、ミスを誘発し、奪い取ったら、そこを起点に抉るようなカウンターを発動する。堅い守備によって、攻撃の端緒を開くやり方だ。

 戦術的キーマンはキャプテンの長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)になるはずだった。

 長谷部のチームを補完する動きは、ハリルJAPANに欠かせない。とりわけ、バックラインとの呼吸がよく、守りからリズムを作れる。そのポジショニングで回避していた危機は少なくない。試合を読む力は傑出したもので、唯一、外せない選手といってもいいだろう。


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