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大谷翔平のWBC辞退で問われる小久保監督の“手腕”

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WBCの出場辞退を発表した大谷翔平(写真:Getty Images)

WBCの出場辞退を発表した大谷翔平(写真:Getty Images)

 侍ジャパンのエースであった大谷翔平(日本ハム)が、昨年末に痛めた右足首の故障を理由に3月7日から始まる第4回WBCへの「投手としての出場」の辞退を1月31日に発表。さらに2月3日には、野手としての起用も諦め28人のメンバーから大谷を外すことが決まった。これにより、小久保裕紀監督は早急なチームの作り直しが必要となった。

 現状、大谷以外で選んだ投手は12人。小久保監督は先月の会見時、先発ローテについて大谷のほか、菅野智之(巨人)、則本昂大(楽天)、石川歩(ロッテ)の4人構想を明らかにしていた。大谷の代役として武田翔太(ソフトバンク)、野村祐輔(広島)らの名前が挙がるが、藤浪晋太郎(阪神)、牧田和久(西武)を“繰り上げる”可能性もある。

 ただ、WBCには球数制限(1次ラウンド65球、2次ラウンド80球、決勝ラウンド95球)があり、選手選考においてもリリーフタイプ、もしくは先発、リリーフともに対応可能な投手を多く選考し、継投策を強く意識していることが伺える。1次ラウンドを考えると、投手は長くても4イニングが目一杯であり、対戦相手の力量を考えても大谷辞退の影響は少ないだろう。懸念は、おそらく2次ラウンドで対戦するであろう韓国戦、そしてその先の決勝ラウンドになる。

 当初の構想では、大谷と菅野がダブルエースとして君臨し、決勝ラウンドの2試合はこの両右腕が先発するはずだった。2015年の「プレミア12」で大谷が韓国相手に見せた計2試合13イニングで計21奪三振3安打無失点の圧巻の投球はまだ色あせてはおらず、2次ラウンドの韓国戦でも大谷の先発が予想されたが、このプランが一気に崩れてしまった訳だ。

 過去の栄光を振り返ると、06年の第1回大会では準決勝・韓国戦で上原浩治が7回3安打無失点、決勝・キューバ戦では松坂大輔が4回4安打1失点で優勝。09年の第2回大会では準決勝・アメリカ戦で松坂が4回2/3を5安打2失点、決勝・韓国戦では岩隈久志が7回2/3を4安打2失点で大会2連覇へと繋げた。松坂の出来が今一つだったが、打線がカバーした上で、もう一人の先発投手が決勝ラウンドのもう1試合で7イニング以上を投げる好投を見せた。


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