一見、とても丁寧に色が塗られているように見えるが、実はこのラッピングレンタカー、車体にシールを貼っているだけだそうなのだ。このためコストは30~40万円しかかかってないという。駅レンタカーでは、過去に本県のゆるキャラ「くまモン」のラッピングを施したレンタカーや、NHK大河ドラマ「真田丸」とコラボしたラッピングレンタカー「ゆきむら号」などの例がある。

 既に“大人気”のようで、取材時に「あずさレンタカー」を撮影していた時にも、通りがかった幼稚園児の集団が「あずさだー!」と歓声をあげた。このカラーの「あずさ」が走っていた頃にはまだ生まれていないにもかかわらず、いかに甲府市民の「顔」として受け継がれているかがわかる。予約は先着順で受け付けているが、既に8日しか空きがないほどの盛況ぶりだ(11月25日時点)。

 駅レンタカー甲府営業所の生山文久所長は「予想以上の反響で驚いている。まだ空きがあるので子ども連れのファミリーや、撮り鉄などの鉄道ファンの方々に利用していただければ」と話す。利用者やその同乗者には、先着50名に「あずさ50周年記念シール」と「ももずきん」色鉛筆がプレゼントされるという。

 予約はジェイアール東日本レンタリースのホームページ、または甲府営業所(055-235-1705)で受け付けている。Web予約では最新の情報が反映されていない可能性があるため、電話予約のほうが確実そうだ。(ライター・河嶌太郎)