審判の判断も曖昧 「コリジョンルール」はプロ野球を滅ぼす悪法か!? (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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審判の判断も曖昧 「コリジョンルール」はプロ野球を滅ぼす悪法か!?

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オリックス春季キャンプにおいて捕手によるブロックとみなされるプレーを検証する=2016年2月7日、宮崎市清武町 (c)朝日新聞社

オリックス春季キャンプにおいて捕手によるブロックとみなされるプレーを検証する=2016年2月7日、宮崎市清武町 (c)朝日新聞社

 プロ野球は今季から、新たなルールが追加された。公認野球規則6.01(i)に「本塁での衝突プレイ」という項目が追加され、本塁で走者と捕手(または野手)との衝突(英語でコリジョン)を避けることが規則に盛り込まれた。

 野球規則の主な変更点は、次の通りだ。(1)走者は、最初から捕手(または野手)に接触しようとしたと審判に判断されると、アウトになる。(2)逆に、捕手(または野手)はボールを持たずに走者の走路をブロックしたと審判が判断した場合、セーフとなる。ただし、捕手が送球に合わせて守備をしようとして、走路をふさぐ結果となった場合は、前記は適用されない。

 通称「コリジョンルール」と呼ばれるが、米大リーグでは若きスター捕手バスター・ポージー(ジャイアンツ)が11年5月、本塁での激突で骨折、靱帯断裂となった怪我をきっかけに改正の機運が高まり、2014年から運用されていた。ポージーは12年にMVP、首位打者を獲得するほどのスター選手なのだが、高額契約の選手をこのような接触プレーでの故障で失うことを、大リーグはリーグ全体の問題と捉えた。このルールを日本は今季から適用したものだが、混乱を呼んでいる。

 これまで、コリジョンルールが適用されたことは、2度ある。初適用は5月6日の西武対日本ハム6回戦(西武プリンスドーム)の6回。暴投した高橋光成投手が本塁カバーに入った際、足が走者の走路に入っていたと判断された。この時は大きな話題にならなかったが、2度目は注目を集めた。


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