繰り返しますが、序盤からガンガン成果が出なくても気にしなくて大丈夫です。

 むしろ、ビギナーズラックのように売れてしまうほうがこわい。

「わたしって天才かも」なんて過大評価をしてしまって、学ぶ姿勢を忘れがちになるからです。

 これは、20代の頃のわたしが上司に再三言われてきたことです。

「人は自分を天才とか完璧とか思った瞬間に、成長が止まる」

 完璧じゃないと思えば、何歳になっても成長できるんだという意味です。

●自分の未熟さ=成長のチャンス

 2018年1月に、ライフネット生命保険株式会社の創業者の出口治明さんが立命館アジア太平洋大学(以下APU)第四代学長に就任されました。

 APUといえば、学生の半分が海外からやってきた学生で、教員はドクターであること、日本語と英語が堪能と、とてもハードルが高いことで有名です。

 出口さんは現在70歳。教育の分野は素人だからと、学内をヒヤリングして回っていらっしゃるのだそうです。いくつになっても前向きにチャレンジされていて、すごいですよね。

「自分なんてまだまだだ」と感じたら「成長のチャンス到来!」とほくそ笑んじゃいましょう。