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ゴミ拾い、無料。

文・内藤みか

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近ごろ、清掃活動がプチブームである。吉祥寺や表参道などで、若者たちが月に何度か、無償で街のゴミを拾い集めているのだ。
そしてなんと、この清掃活動にはオシャレなイケメンがたくさん参加しているらしい、と聞きつけ、私も参4加してみた。

行ってみると、確かにほとんどが20代で、私のようなアラフォーはあまりいない。それにとても楽しそうに活動している。
皆で笑いながら街を歩き、ゴミを見つけたらさりげなく拾う。いかにもなガチガチのボランティア精神ではなく、街を綺麗にしたら気持ちいいよね、というライトな感覚なので肩に力も入らない。
ロゴが入ったビブスをかぶり、軍手とトングを手にして、皆で自己紹介などしながらゴミを集める。大学のサークル活動と感覚は近かった。

歩きながら話を聞いてみると、前から街のゴミが気になっていた、という声があった。落ちているゴミをいやだなあと思っても、ひとりでは拾う勇気が出ない。でも皆でやればできる。何個もある空き缶を集団でうわーっと片付けていく作業は、小さなイベントとなった。
清掃活動は大通りから裏道まで、1時間ほど続いた。軽く汗ばみながら振り返ると、タバコ1本落ちていない通りが輝いて見えた。いいことをしたんだ。誰もほめてはくれないけれど、妙に強い達成感があった。

この活動に企業が何社も協賛を申し入れていて、ゴミ袋や軍手などを提供している。そこには営利は関係なく、皆で環境を良くしていこうという高い志がある。こんな形ですべてが回っていったら、どんなにいいだろう。理想の世界がほんの僅(わず)かだけれど、垣間見えたような、そんな気分だった。 

実を言うと私は、小説の中でホストクラブのホストが繁華街のゴミを拾うというシーンを書くために、この活動に参加した。リアルな感覚を知りたいという、やや私的な目的があったのだけれど、楽しかったためにゴミ拾いのシーンが増えてしまった。

しかも打ち上げの飲み会で仲良くなった現役大学生の男の子とのメール交換も続いている。いい小説は書けそうだし、イケメンの友達もできたし、イイことをするとイイことがいっぱい起きるんだなあ☆

5月よりスタートのケータイ小説『うそついて、ごめん。』をゼヒお楽しみに!詳しくは http://micamica.netにどうぞ!
 


(更新 2009/4/30 )


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プロフィール

内藤みか(ないとう・みか)

 小説家、エッセイスト。山梨県出身。デビュー当時「ケータイ小説の女王」の異名をとリ、現在も電子書籍サイトのダウンロードランキング常連。「年下男恋愛」「イケメン」についてのコンテンツを作り続け、「イケメン評論家」としても活動。近年はイケメン恋愛ゲームのシナリオや、芝居の脚本も手がけるように。『夢をかなえるツイッター』などSNSに関する著作も。近著に『誰も教えてくれない Facebook & Twitter 100のルール』。twitterアカウントは @micanaitoh

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