マライア・キャリー、2556番目の“スター”としてハリウッドに名を刻まれる。
マライア・キャリー、2556番目の“スター”としてハリウッドに名を刻まれる。

ロサンゼルス・ハリウッドの観光名所としても知られる「ウォーク・オブ・フェイム」に、マライア・キャリーの星(スター)が追加されるセレモニーが、現地時間8月5日に執り行われた。

 授与式には、マライア本人はもちろん、エピック・レコードのCEOでプロデューサーとしてマライア復活に尽力してきたL.A.リードや、マライアが出演し高く評価された映画『プレシャス』(2009年)や『大統領の執事の涙』(2013年)を監督したリー・ダニエルズらが登壇して、彼女の功績を讃えるお祝いのスピーチが述べられた。また、大ヒット・ドラマ『Empire 成功の代償』の監督も務めているリー・ダニエルズからは、『Empire』の次のシーズンにマライア自身が出演することが発表された。

 多くのファンや関係者に見守られるなか、黒のノースリーヴのロング・ドレス姿で、双子の子どもと共にステージ上に上がったマライアは、感情の高ぶりを抑えきれない様子で「いま何も言えないくらい感激しています。まず、すべてのファンに感謝の気持ちを伝えたいと思います。今もサングラスをかけていますが、それは喜びの涙を流しているのを隠すためなのです。今日のことは、とてつもなく名誉なことです。長い時間がかかりましたが、ようやく子どもの頃からの夢が叶いました。」と語った。

 1959年から始まったハリウッド「ウォーク・オブ・フェイム」は、映画/テレビ/ラジオ/演劇界のスターや有名ミュージシャンなどの名前を記した星型のプレートが埋め込まれた歩道で、これまでにもポール・マッカートニーやマイケル・ジャクソン、ブリトニー・スピアーズ、バックストリート・ボーイズらに授与されており、今回のマライア・キャリーは通算2,556番目の星となる。授与式に先がけ「ウォーク・オブ・フェイム」のプロデューサーであるアナ・マルティネスは、「マライアのファンたちからはたびたび、いつ星が追加されるのかと尋ねられていたが、いよいよその時が来ました。我々は世界で最高の才能の持ち主をウォーク・オブ・フェイムに追加できることに感激しています」と語った。

 なお、セレモニーの動画は「ウォーク・オブ・フェイム」公式サイトから観ることができる。

 マライア・キャリーは6月24日にデビュー25周年のベスト・アルバム『#1 インフィニティ』がリリースされたばかり。このアルバムには、マライアの放った全米ナンバーワン・ヒット17曲と新曲「インフィニティ」、さらに日本だけのボーナス・トラックとして「恋人たちのクリスマス」が収録されている。発売週のオリコン洋楽ランキングでは2位にランキングされ、ロングセラーになっている。

◎商品情報
『#1 インフィニティ/マライア・キャリー』
品番:SICP-4463
定価:2,200円+税