映画音楽の作曲家 エンニオ・モリコーネが、過去にクリント・イーストウッドからの作曲依頼があったことを明かし、断ったことを後悔しているようだ。『ハリウッド・レポーター』誌が伝えている。

 イーストウッドと言えば、1960年代にマカロニウエスタンの“ドル箱三部作”で一躍役者としてスターに。そして同シリーズの作曲を手掛けたのがモリコーネで、彼は同じく映画の監督を務めたセルジオ・レオーネに配慮し、「貴重なチャンスを逃し、大変残念なことをした。クリントが電話してきたとき、セルジオ・レオーネに敬意を表して断った。クリントの映画が気に入らなかったわけではない」と断った理由を語っている。

 また、彼は50年にわたるキャリアの中で400本以上の映画に携わり、5回の英国アカデミー賞含め56の賞を受賞しているが、2007年【アカデミー賞】特別名誉賞の際にはプレゼンターを務めたイーストウッドから手渡されている。