ある日、一匹の金魚に救われた。金魚が、美術の世界に僕の居場所を与えてくれた(写真/馬場岳人)
深堀が描く時、金魚の声に耳をすませ、匂いを捉え、脳内にイメージが宿るという。まるで、生まれんとする金魚に語りかけるように筆をとる。「一つ一つに個性と命を宿したい」。人々に愛でられるようにと願いを込めて。出でよ、金魚。泳げ、金魚ー!(写真/馬場岳人)