GF110mmF2 R LM WR、GF23mmF4 R LM WR
GF110mmF2 R LM WR
「空気感」などと陳腐な言葉を簡単には使いたくないが、思わずそう表現したくなる描写力。牡丹の花を至近距離で撮影したが、開放絞り近くなら被写界深度は浅く、大きなボケを得られる。35ミリ判用レンズなら珍しくないスペックで、印象は大きくは変わらないはずだが、個性を感じるのはセンサーサイズと画像処理による高い画質ゆえだろうか。GFX 50Sでのポートレート撮影には必携だ●GFX 50S・GF110mm F2 R LM WR・AE(絞りf2.2・900分の1秒・-0.7補正)・ISO200・AWB・JPEG
GF23mmF4 R LM WR
極端に絞り込まなくてもパンフォーカス撮影が容易な焦点距離で、中判フィルムカメラ時代の超広角レンズの立ち位置とは異なるように思える。街でのスナップにも使いやすい。歪曲収差をはじめとする収差補正も良好で、実直な写りをする高性能レンズ。どの絞りでも鮮鋭かつコントラストも優秀で、画面四隅まで均質性が高い。軸上色収差の影響を感じない優秀レンズだ●GFX 50S・GF23mm F4 R LM WR・AE(絞りf8・1250分の1秒・-0.3補正)・ISO400・AWB・JPEG