蝶のように舞い、蜂のように刺す――モハメド・アリの偉業(撮影/石川文洋)
アリの軽快なフットワークと目にもとまらぬパンチは、足をとめたまま鈍重に打ち合う旧来のヘビー級戦の印象を劇的に変え、革命をもたらした(撮影/石川文洋)
床にしたたる汗。撮影中、言葉は交わさなかったが、ベトナム戦争従軍カメラマンと知って、ウィンクをしてくれたMuhammad Aliモハメド・アリ/1942年、米ケンタッキー州ルイビル生まれ。12歳からボクシングを始め、60年のローマ五輪でライトヘビー級の金メダルを獲得。プロ転向後、WBA・WBC統一世界ヘビー級チャンピオンとして君臨した。6月3日、32年にわたるパーキンソン病との闘いの末に亡くなった(撮影/石川文洋)