「コンプレックス」がトークのテーマになった。高橋真麻さんが「女子アナなのに、鼻が上向き」という持ちネタを語った。渡辺直美さんは「うーん、耳が小さいことかな」とボケて、「他にあるだろうが」と司会の上田晋也さんに突っ込まれていた。佐藤さんは話せなかったのか、編集で切られたのか、とにかくチラッと映っただけだった。

 渡辺さんほどではないにしろ、ぽっちゃりだった佐藤さんがすっかりスリムになった。女優さんなのだ、高橋さんよりきれいで当たり前。となると、「この勝負、不戦敗しかなかったなー」などと勝手に思う私だった。

 話を6月21日の「ダウンタウンDX」に戻すと、「2018年ニュースな芸能人大集合 あの出来事の真相を全部話します」だったから、佐藤さんは松本さんから「おっぱいはどうなりました?」と振ってもらった。佐藤さんは「小ちゃくなりました。問題は感度ですから。はあ?」と返し、「攻撃と疑問って」と松本さんに突っ込んでもらっていた。

 そういうキャッチボールのできる人なのだ。ということはわかっている。でも、ライザップ話の賞味期限が切れた時、普通にきれいな女優さんである佐藤さんは、ぽっちゃり時代に見せた「本音ぶっちゃけキャラ」に戻れるのだろうか。

 昨年、安室奈美恵さん引退をめぐってワイドナショーで見せた、古市憲寿さんへの返しは最高だった。「安室ちゃん愛」あふれる佐藤さんの横で、妙に冷めた発言をする古市さん。佐藤さんは「人が好きっていうと、すぐ上から来る。おまえ、受け入れる器、ゼロだな」と言い放ったのだ。人気社会学者にも容赦ない切れ味。

 この鋭さ、遠慮のなさを、佐藤さんはこれからもキープするのだろうか。キープしたとしても、きれいな女優の鋭さ、遠慮のなさは、これまでと違う反応をよばないだろうか。そんなことを、勝手に心配している。

■バカリズム、岡田惠和に愛された理由とは?

 とは言え、佐藤さんの本業は女優だ。バラエティー番組におけるトークなど、どうでもよいと言えば、どうでもよい。

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?
次のページ