佐藤仁美さんは、痩せてよかったのだろうか。
その疑問が頭から離れない。
61.6キロあったのが、3ヶ月で49.4キロに。ライザップで12.2キロ痩せた。身長156センチの、今年39歳になる1人の女性としては、とてもハッピーであろうことは想像に難くない。
ananのグラビアにも出た。6月13日号。特集は「魅せる体幹」。これもすごくうれしいだろう。だって表紙は中村アン。そこの仲間に入るのだ。
6月21日に放送された「ダウンタウンDX」に出演した佐藤さんはananのグラビア写真が紹介されると「すごくないですかー。すっごいきれいでしょ」とはしゃいでいた。健康的になって、すぐ眠れるとも言っていた。
きっとたくさん洋服とか買ってるだろうなー、入らなかった服がスルスル入るんだからなー。
そう思って佐藤さんのインスタグラムを見てみたら、GUで買ったパンツを履いた足を自撮りして「590円。神かよ」と書いていた。佐藤さん、堅実な人らしい。
すぐ太る、今年57歳になった1人の女性としては、あ、私のことですが、ダイエットが成功する喜びは、すごくよくわかる。
でも、だが、しかし、その上で思うのだ。佐藤さん、痩せなかった方がよかったんじゃないかなあ。
■「ワイドナショー」でのトークに戸惑う
佐藤さんはきっと、トーク力を松本人志さんに評価されているのだろう。「ダウンタウンDX」の少し前には、松本さんの帯番組「ワイドナショー」(6月10日)に出演していた。飲食店で飲み物が来るまでどれくらい待てるか、という話題で佐藤さんは、「私、30分くらい待てる」と言っていた。司会の東野幸治さんも含め、他の出演者はみな「意外」という反応だったが、これは佐藤さんが、アルコール好きを隠さない本音キャラだからだろう。
だが、そういう「前提」を踏まえずに画面を見ていると、「ただのきれいな女優さんが、長く待てると言っている」だけに見える。つまり、なんというか、普通でどうということがない。となると、佐藤さん、ワイドナショーに出る意味があるのだろうか。と思ってしまった。
これと同じような状況は、実はさらに前、他のバラエティー番組でも見た。