米倉氏「そうです、こちらです。見てても見ていなくてもいいんですけど。同じ質問を何度も繰り返されても迷惑ですから。もうじゅうぶんですから、やめてください発言するのは」
記者「なんで打ち切るんですか?」
米倉氏「これだけ聞いたら十分なんです」
記者「監督がお話されたいみたいなんで、司会の方は控えていただいてもいいですか?」
米倉氏「いやいや、これから進退についてお話してもらいますから。もう喋らないでください。監督、それじゃあそろそろ終わりにしたいと思いますんで、最後に……」
監督がマイクを手に取り、言葉を発しようとすると、
米倉氏「今後の問題についてお話ください」
と、まさかの監督の声まで遮ってしまったのだ。
記者「監督、お話された後、質問の時間は受けていただけますか?」
監督「あの……」
米倉氏「(質問時間の確保は)しません!」
記者「すみません、司会者のあなたの発言で今、日大のブランドが落ちてしまうかもしれないんですけど」
米倉氏「それは、落ちません!」
内田前監督も呆れたのか、マイクを手に取って、「時間的なこともありますが、(進退の説明の前に)質問にはお答えしようと思います」と切り出し、質疑は再開。それでも米倉氏はすぐに、「きりがないんで、やめてください」と発言。その後も「やめてください」「あなたさっきからしつこいですよ」などと語気を荒げていた。
当初は淡々と執り行われるように見えた会見だが、まさかの広報担当者が“主役”を演じる事態に。ネット上では「この司会は何なんだ」「司会逆ギレ記者会見」「いったい何の会見を見ているんだろう」との声が噴出した。
会見後、内田前監督は心労のため都内の日大病院へ入院した。今後、本件については第三者委員会を交えて調査を進めるという。
(AERAdot.編集部 福井しほ)