「美人すぎるバイオリニスト」として話題となった岡部磨知。雑誌のモデルやヘアショーに出演した経歴を持ち、東京国際フォーラムやZEPP TOKYOでも観客を魅了した。テレビにひとたび映ると「美しすぎる」とSNSは賑わい、第1回Yahoo!検索大賞で検索急上昇1位にも輝いた。4月に新しいアルバムをリリースし、完璧なルックスと抜群の音楽性を見せる一方で重度の漫画オタクという一面も。その素顔に迫る。
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――実はかなりの漫画好きだと伺いました。どういうものがお好きなんですか?
何でも読みます! 最近は大人向けの女性ものを読むことが多くなりました。ここ2年くらい猫を飼っているので、猫を題材にした漫画もよく読みます。最近だと桜井海さんの『おじさまと猫』を読んで無駄に泣いて(笑)。おじさんの孤独と誰にも飼ってもらえない猫の切なさが合致した素晴らしい作品です。今回は作らなかったんですけど、いつか猫の曲も作ろうかなって考えています。
今回のアルバムだと『g』という曲があって、これはいくえみ綾さんのバイオリンを題材にした『G線上のあなたと私』という漫画からインスピレーションを受けています。バイオリンを弾くシーンがすごく気持ちよさそうで「ここでこんな音楽が流れたらな」と思って作りました。
――漫画からインスピレーションを受けて作ることが多いんですか?
普段からテレビや映画を観たり、漫画を読んだりするときに「これは素敵だな」って思うことがあって、そういうのがきっかけで「このシーンのためにこの曲を書こう」とか勝手に決めています(笑)。漫画だけじゃなくて、すごく可愛いアイドルの子がいたりしたら「この子をテーマに曲を書こう!」とか。私の勝手な萌え心をそのまま曲に投影していることが多いです(笑)。
韓国のドラマをぼーっと見ていたときにすごく可愛い子がいて、それがバラードになったりしています。美少女の実らない恋愛だったんですけど、「あぁ、可愛い……」と思って、久しぶりにキュンとしたからこれを書こう!と。アイドルでも漫画でも、スターオーラのある人物だったり風景だったりを切り取って曲にするっていうのが近いかなぁ。自分がときめくとかテンションが上がるものに対して音楽で表現することが多いです。
――男性じゃなくて女の子?