写真・図版(1枚目)| 「紅葉を見ながら温泉に入れる宿」 一石二鳥で秋を楽しむ
この記事の写真をすべて見る
 朝晩が涼しくなってきて、秋の訪れを実感している人も多いはず。秋と言えばやっぱり紅葉。けれど、春のお花見と比べると、紅葉をじっくり見る機会は意外と少ない。

 そこで注目なのが、温泉に入りながら紅葉も堪能するという一石二鳥の秋の楽しみ方。シニア向け宿泊サービスを提供する株式会社ゆこゆこの広報・笠原敦子さんは、「ゆこゆこの調査でも『魅力を感じるお風呂からの景色ランキング』で、海、渓流に続いて人気があるのが紅葉」と話す。

 せっかく温泉地に行くなら露天風呂に入りたい。露天風呂の何よりの魅力はやはり景色だ。紅葉を見ながら、ゆったりと露天風呂につかることで、非日常を味わうことができる。

 たとえば、栃木県・川俣温泉にある旅館「川俣一柳閣」では、手が届きそうなくらいの距離で渓流を望める大露天風呂、そして2種の貸切り風呂から眼前に広がる紅葉を満喫できる。しかもこの貸切り風呂、無料だから嬉しさも倍増である。

 同じように無料の貸切風呂から紅葉の絶景を楽しめる温泉には、神奈川県・箱根湯本温泉のホテル「山紫園」や、熊本県・山川温泉のホテル「しらはなシンフォニー」などがある。こちらのチェックしてみよう。

 また、長野県・山田温泉にある旅館「風景館」も非常に魅力的なロケーションだ。紅葉の名所として有名な松川渓谷沿いに宿がある。松川渓谷のあまりの美しさに岩の上に腰掛けた仙人が、時間の経つのを忘れてしまったという伝説がある露天風呂「仙人露天岩風呂」がおすすめだ。

 ただ、湯船に入りながら紅葉が見られるとなると、美しさに気を取られて、ついつい長湯になりがち。「のぼせ」「たちくらみ」には十分注意しよう。

写真キャプション=「静寂とまごころの宿 七重八重」の露天風呂/鬼怒川温泉

【関連リンク】
ゆこゆこネット紅葉特集:「客室か風呂から紅葉を望める宿」
http://www.yukoyuko.net/special/dir/name/s_kouyouYado


週刊朝日

[AERA最新号はこちら]