同社の担当者によると、自販機は、かなり古い以外は普通の冷蔵タイプのものと変わらないそうだ。商品には、長持ちさせるために脱酸素剤を入れ、週に1度、中身を入れ替えている。

 自販機の売り上げを聞いたところ、「たいしたことないです」と返ってきた。担当者は「繁忙期で1カ月100本ぐらいでしょうか。通常だとその半分ぐらいですね」と苦笑する。「サービスエリアでも24時間販売しており、わざわざ自販機で買う必要がないですからね」となんだか自虐的だ。

 竹ちくわ自体の売り上げは1日約3000本と、同社が販売するお土産ベスト5には入っているが、特産の「淡路たまねぎスープ」や地ビール「あわぢびーる」などに押されているという。

 とはいえ、ちくわの自販機自体は珍しいため、テレビ番組で取り上げられるなどしてひそかな人気を集めているという。「ただ、老朽化しているため、改修しながら宣伝広告のために置き続けるか、費用対効果を考えて撤去も検討するか。迷いはありますし、結論は出ていません」(担当者)

 いったい竹ちくわの自販機はどうなってしまうのか。今後の行方に注目だ。(ライター・南文枝)

※現在、ちくわの自動販売機は淡路ハイウェイオアシスに移設されています

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