
平昌五輪のフィギュアスケート男子で2連覇を達成した羽生結弦(23)が27日、所属であるANA本社で祝勝会に出席した。
「FLY YUZU」のタオルを掲げた社員約60名が出迎えた。
「所属なのでただいまと言っていいでしょうか」という羽生の冒頭の挨拶に、社員から一斉に「おかえりー!」と声があがった。
ANAからは66年ぶりの五輪2連覇にちなんだ66本のバラと、「ファーストクラス往復航空券 ご家族分」がプレゼントされた。
司会から、ファーストクラスで家族とどこへ行きたいかと尋ねられると、こう会場を笑わせた。
「家族のことは家族でゆっくり。自分の家族のことをしゃべってもしょうがないですが、間違いなく家族がサポートしてくれて感謝しています。自分はANAにサポートしていただいて、二度くらい、ファーストクラスに、グランプリファイナル優勝したときかな?ファーストクラスに乗せていただいたんですが、本当に広々として、あの特別な空間を家族全員で味わえるのは本当にうれしいです。なるべく(チケットの代金が)高いところがいいですね(笑)」
壁一面に飾られた同社員約1500名からのメッセージについて、こう感謝の言葉を述べた。
「イラスト書いてくださったり、すごいんですよ、基本的に皆さんおめでとうと書いてくださってると思うんですが、あっ、ぷーさんもいるわ。本当に幸せな気分になりました。文字や言葉で伝えられるものは少ないんですけど、そこから溢れ出す感情がすごく伝わるし、数の力はすごいと思いました。改めてたくさんの方々が応援してくれていたんだと、まざまざと感じています。書いてくださった皆さん、書いてくださってない方も(笑)いっぱいありがとうございました。こういう会社にサポートしていただいて幸せです」
また、今回の金メダルについてはこう語った。
「成功することって、一回挑戦したからできるわけじゃなくて、失敗があって、裏付けがあって、当たり前のような成功をつかみとることが本当にどれだけ難しいかということをここに帰ってきてすごく感じています」