■井上晴哉(ロッテ、2014年)
日本生命からドラフト5位でプロ入りして迎えた1年目。その巨体&スイングで注目を集めた井上は、春季キャンプから猛アピール。オープン戦でも快音を響かせ、計15試合に出場して46打数20安打の打率.435、2本塁打、7打点の大爆発で、ドラフト制導入後は初となる新人でのオープン戦首位打者に輝いた。勢いに乗ってシーズン開幕戦に「4番・DH」でスタメン出場したが、プロの世界は甘くなく、出場36試合で95打数20安打の打率.211、2本塁打、7打点。開幕前に膨らんだ期待はすっかり萎んでしまった。
■横田慎太郎(阪神、2016年)
高卒3年目を迎えた横田は、金本知憲新監督に抜擢される形で春季キャンプから1軍に帯同。オープン戦でもスタメンで起用され、その中で9試合連続安打を放つなど、計15試合に出場して56打数22安打の打率.393の好成績をマーク。本塁打こそなかったが、8打点に5盗塁とハツラツとしたプレーを続けて新たなスター誕生を予感させた。そして開幕戦にも「2番・中堅手」でスタメン出場して1軍デビュー。しかし、その後は打撃フォームも崩して5月以降は主に2軍暮らし。ウエスタンでは実力を見せたが、1軍では38試合で打率.190、0本塁打、4打点、4盗塁と結果を残せなかった。