入閣目指して、ついに主流派へ (c)朝日新聞社
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入閣目指して、ついに主流派へ (c)朝日新聞社
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 ドジョウ総理の対抗馬に"泡沫"ばかりがそろった民主党の無風代表選(9月21日投開票)が始まった。
 12日、議員会館で行われた野田佳彦首相(55)の選対本部発足式には、支持議員約90人が駆けつけた。選対本部長の藤井裕久元財務相(80)や事務総長の直嶋正行元経済産業相(66)らと並んで選対幹部席にデンと座っていたのは、あの田中真紀子元外相(68)だった。肩書は、仙谷由人元官房長官(66)と同じ「本部長代理」である。
「事前に配られた選対の役員表には名前がなかった。まさか幹部で処遇するとは。野田さんも物好きだな」(選対関係者)
 真紀子氏といえば、国民の生活が第一の小沢一郎代表(70)に近く、反主流派と見られてきたが、それがなぜ豹変したのか。
「真紀子さんは閣僚になりたがっている。小泉内閣で外相をクビになったことが無念で、もう一回、目立ちたいんだよ。だから、擁立に動いた議員たちが、何とか傷をつけずに着地させようと野田陣営に話をし、本部長代理にしてもらった。でも、あんなにしゃしゃり出るとはねえ(苦笑)」(真紀子氏周辺)

※週刊朝日 2012年9月28日号