イタリア料理チェーン「サイゼリヤ」で動画番組の撮影のために注文した食べ物を大量に食べ残し、11月にインターネットで批判され炎上したYouTuberグループ「チョコレートスニーカーズ(当時のグループ名はチョコレートスニッカーズ)」が、騒動後初めてアエラドットの取材に応じ、90分間にわたって当時の状況を語った。
【写真】大量食べ残しで炎上したYouTuberのダイキさんとひかるさん
今回取材に応じたのは、動画に出演したメンバー3人のうち、フリーターのダイキさんと大学生のひかるさん。騒動がワイドショー番組などでも取り上げられる社会問題となったことに、ダイキさんは「お店の方に本当に申し訳ないと思っています」、ひかるさんも「YouTuberの印象を悪くしてしまった」などと反省の弁を繰り返した。
彼らはなぜ、日本中から批判を受けることになってしまったのか。また、彼らだけではなく、炎上したYouTuberのニュースが相次ぐのはなぜなのか。率直な思いを語ってもらった。
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〈ダイキさんとひかるさんらが問題の行動を起こしたのは、11月21日夜。都内のサイゼリヤ店内で全メニューを注文し、それを食べ切るという番組を撮影したときのことだった。結果的に多くの料理を食べ残し、大量の皿を机の上に残して店を出た。その光景を他の客が撮影。ツイッターに投稿されると「食べ物をムダにするな」などといった批判が殺到した〉
──サイゼリヤ大量食べ残し騒動から1カ月がたちました。
ひかる「食べ物を大量に残してしまって、反省しています。3人で半分ぐらいは食べたと思いますが、最後は気持ち悪くなってしまいました。帰る時に店長さんに謝って『片付けも手伝います』と言ったのですが、店員さんから『いいですよ』と言われ、店を出ました。お店の方には本当に申し訳ないことをしたと思っています」
ダイキ「店内でカメラを置いて撮影したことに対して、周りの人たちが迷惑だと感じていたことに反省しています。カメラを持って撮影するというのは多くのYouTuberにとって普通のことですが、一般の人にとっては迷惑に感じる人もいる。一般の人とのモラルの違いについて、もっと考えるべきでした」