ひかる「結局、謝罪動画は出したのですが、それが謝っているのか、謝っていないのかわからない中途半端なものになってしまいました。当時の自分たちの迷いがあらわれたのだと思います」
──11月26日には「マクドナルドで全品頼んでみた」という、サイゼリヤの企画に似た動画を投稿していますね。「まったく反省していない」という批判が続出しました。
ダイキ「サイゼリヤでは店内で撮影をして怒られたので、テイクアウトで家の中で騒ぐのなら問題ないし、食べ残したハンバーガーも知人に配ったから大丈夫だろうと思っていました。ただ、一般の人は動画内容をすべて見ているわけではないので、さらに炎上してしまいました」
ひかる「炎上している間に関連の動画をアップして、視聴者数を増やしたいとの思いもありました。今考えると、きちんと謝罪をして、サイゼリヤについての動画も削除した方がよかったのではと思います」
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〈炎上騒動はさらに加熱し、ついにはテレビやラジオでも取り上げられるようになった。あるワイドショー番組では、コメンテーターが彼らのことを「発達障害」と揶揄(やゆ)する発言もあった〉
──いろんな批判があったと思いますが、どう受け止めていますか。
ひかる「自分たちの失敗について批判されるのはしょうがないです。ただ、発達障害の人たちを傷つけるような発言には本当に驚きました。こんなことをテレビで言っていいのかと」
ダイキ「テレビ局からは『話を聞かせてほしい』という依頼がいくつかありました。ただ、当時はリアルタイムすぎて。『どうせ悪く言われるのだから』と思って、取材には応じませんでした。それが結果的に、空想上の言葉で好き勝手言われる結果になってしまった」
ひかる「批判は当然としても、僕らが反省していることや、事実と異なる情報がインターネット上で広がっていることなどについては、メディアの方にきちんと説明すればよかったと思っています」