『ぐるナイ』の年末特番『おもしろ荘』からはブルゾンちえみが、『世界の果てまでイッテQ!』からはイモトアヤコが出てきた。日本テレビの番組への出演をきっかけに大きく羽ばたいていった女性芸人はこれまでに何組もいる。参加資格を女性だけに絞ることで、従来のお笑いコンテストやネタ番組では取りこぼしていた新たな才能のある女性芸人を発掘したい、というのが主催者側の狙いだろう。
優勝者には賞金1000万円と共に、副賞として「日テレ100%券」が与えられる。これは、視聴率の合計100%に達するまで日本テレビの好きな番組に出ることができる、という画期的な賞品だ。日本テレビが局をあげて優勝者をバックアップする体制が整っているのである。
さらに、大会を盛り上げるために、決勝戦の生放送では、松本人志とその幼馴染である売れっ子放送作家の高須光聖が副音声を担当していた。『M-1グランプリ』や『キングオブコント』では審査員を務めている松本の生解説が聞けるというのは、この大会の大きな売りになっていた。