■巨人 『迷』

 沢村賞を受賞したエース・菅野智之を筆頭に投手陣は奮闘したが、打線が振るわず、5月末から泥沼の球団ワースト13連敗を喫するなど低“迷”が続いた。シーズン終盤に巻き返してみせたが、最後は力尽きて11年ぶりのBクラス。球団史上初めてCS出場を逃した。ドラフトでも“迷”走。チーム再建へ向けて効果的な手を打てず、球団も監督も“迷”い中だ。

中日 『未』

 開幕6戦を終えて1分け5敗の“未”勝利で、その後も1年を通して下位を低迷。ルーキー・京田陽太の活躍など、投打に新戦力が台頭したプラス材料はあったが、まだまだチームとしては“未”熟な部分が多く、一度も3位以上に浮上することなく5年連続Bクラスとなる5位でシーズン終了。森繁和監督が描くチームは、まだ“未”完成のままだ。

ヤクルト 『辱』

 2年前にリーグ優勝を果たしたチームが主力の不振、恒例の故障者続出から、投打ともに崩壊して2度に渡って10連敗以上の“辱”めを受け、3年ぶりの最下位。屈“辱”の球団ワースト96敗を喫した。責任を取る形で真中満監督は辞任。代わりに小川淳司監督が4年ぶりの再登板。再びチーム一丸となって、雪“辱”に燃えている。