今年の大みそかに放送される「第68回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表された。
娯楽の多様化や音楽の聴取機会の変化などにより、いわゆる“国民的流行歌”が生まれにくくなった昨今。
日本を代表する音楽番組も例年視聴率の面で苦戦を強いられているが、とくに今年はパッと頭に浮かぶヒット曲もなく、苦戦が予想されている。
来年での引退を発表し、出演すれば目玉となりそうな安室奈美恵との交渉が難航している中、「ウッチャンナンチャン」の内村光良が総合司会を務めることが公式サイトで“電撃”発表された時点で、正直NHKサイドによる話題づくりの必死さを感じた次第だ。
内村の音楽番組の司会という点に関しては新鮮さもあるし、個人的にも興味を惹かれる。
だが、その一方で「紅白」の司会者といえば例年、記者会見形式で発表されるのが通例となっていた。
それが、昨年は突如公式サイトで発表されて物議を醸したが、今年も記者会見なしの公式サイトでの発表となった。