「山田邦子さんの公演にいって驚きました。客いじりからプロの話芸がほとばしっていましたね。いきなりショッキングピンクの衣装で登場したり、瀬川瑛子さんのモノマネなど盛りだくさんでした。笑って泣いって、これでたったの1000円だったので大満足です。なにより、『客を楽しませたい』という気迫がすごかったです。『日曜バラエティー』(NHKラジオ第一)などラジオレギュラーもありますし、往年の喋りトークは健在でしたよ」(地方公演を観覧したライター)

 地方での公演を聞いたという、このライターに言わせると、話術で全国を行脚する姿は、綾小路きみまろのようだったとか。今のテレビでうけるようなお笑いではないかもしれないし、コンテストで優勝するような斬新なネタでもないかもしれないが、活躍の舞台を変え、多くのファンの心を掴んでいたのだ。

 芸人としての彼女の姿はこうした公演のほか、ライブ配信サイト「Showroom」で配信されている「山田邦子のなんなんでショウ」などでも見ることができる。かつて”邦ちゃん”が見せてくれたトークは、あなたの街で観覧できるかもしれない。(ライター・今市新之助)