小栗旬 (c)朝日新聞社
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 4月に米ハリウッドで公開された映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』が苦戦しているという。ハリウッド版というだけに、士郎正宗による原作漫画とも、押井守監督らによるアニメ版とも違う内容なので、「攻殻機動隊」とは別の映画として見た方がいいのかもしれない。

 同じくハリウッドで実写映画化されることが発表されたのは、車田正美原作の人気漫画『聖闘士星矢』。その他にも『DEATH NOTE』(8月25日公開)や『NARUTO』『BLEACH』などがハリウッドでの実写化が決まっている。

「漫画やアニメの実写版は原作ファンから『原作だけでいいからやめて』『世界観が壊れるから見たくない』といった否定的な声がSNSなどに多く寄せられています。アメリカで製作された『ドラゴンボール エボリューション』や『北斗の拳』などは、ファンの落胆だけでなく興行的にも大コケしました」(映画関係者)

 一方、日本でも今年は多くの漫画・アニメの実写映画が公開される予定だ。

 小栗旬主演の『銀魂』(7月14日公開)、窪田正孝主演、宗教団体「幸福の科学」に出家した清水富美加も出演している『東京喰種(トーキョーグール)』(7月29日)、山崎賢人主演『ジョジョの奇妙な冒険・ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日)、そして山田涼介主演の『鋼の錬金術師』(12月1日)など、大ヒット漫画の実写化作品がめじろ押しだ。中でも、公開前から早くも「今年ナンバーワン」と前評判が高いのが『銀魂』だ。

 便利屋“万事屋”の3人に坂田銀時(小栗)と、志村新八(菅田将暉)、神楽(橋本環奈)、監督は『勇者ヨシヒコ』シリーズや『変態仮面』などを手掛けた福田雄一氏。他にも長澤まさみや中村勘九郎、柳楽優弥、新井浩文、堂本剛、岡田将生、そして福田作品の常連の佐藤二朗、ムロツヨシら豪華キャストが脇を固める。

「キャストのビジュアルが公開された段階で、SNSなどでは『イメージにピッタリ』『よくぞここまで作り上げた』とファンからは絶賛する声が上がるほどです。特に小栗のビジュアルがすごいと評判です。彼はこれまでも漫画原作の実写化作品への出演が多いのですが、いずれもヒットしていますから、今回も期待を裏切らないと思います」(映画ライター)

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