いまや欧州の移籍シーズンに欠かせない存在となっている中国勢では、長春亜泰が最終日にワトフォード(イングランド)FWオディオン・イグハロを獲得した。昨季プレミアで16ゴールをマークしたイグハロだが、今季は1ゴールとひどい状態。しかし、値切ることなどしない中国勢は相変わらず気前がいい。2330万ユーロ(約28億4000万円)という額は中国勢が獲得した選手ではオスカル(6000万ユーロ/約73億円)の次に高い。

 また、ファビオ・カンナヴァーロ率いる昇格組の天津権健も、最終日にビジャレアル(スペイン)からFWアレシャンドレ・パトを1800万ユーロ(約22億円)で獲得した。中国サッカー協会が“爆買い引き締め策”を発表していなければ、さらなる駆け込みディールがあったに違いない。