女優・新垣結衣(28)の主演ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が絶好調だ。第5話が11月8日に放送されたが、平均視聴率13.3%を獲得し、TBS火曜ドラマ枠歴代最高記録を更新したことが分かった。10月にスタートし、視聴率は初回10.2%から4週連続で右肩上がり。10月26日に行われたTBSの定例会見でも武田信二社長は同ドラマに言及し、「大きな話題を呼んでいて、中身もF(成人女性)層の人気が高い。見逃し再生で110万回を達成した。今クールは楽しみだなあと思っています」と絶賛した。
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同ドラマは、星野源(35)演じる恋愛経験が全くないサラリーマンと契約結婚をした、新垣演じる彼氏ナシ女子とのラブコメディー。恋愛経験のない男が“雇用主”、彼氏ナシ女子が“従業員”という関係で、今後2人の恋愛感情がどう芽生え展開していくのかという部分が見どころ。そもそも恋愛ドラマ自体が減少傾向にある昨今、なぜこのドラマが支持を得ているのか気になるところである。
「最近の恋愛ドラマは、不倫など刺激の強い作品が増えていました。そんな中、ベッドに染み付いた森山みくり(新垣結衣)の残り香で、契約結婚をした津崎平匡(星野源)がドキドキしたり、みくりを女性として意識してしまった津崎がわざと距離を置くようになったりと、視聴者に初恋の頃の気持ちを思い出させてくれる。しかも、中高生が主人公の恋愛ストーリーではなく『契約結婚をした2人の恋愛』という大人の設定。成人女性がシラけずに見ることができ、胸キュンできるというのが人気の理由だと思います」(テレビ情報誌の編集者)
また、視聴者に初恋の頃のドキドキ感を思い出させてくれる理由として、「新垣の純粋な人間性が一因では?」と推測する向きもある。スポーツ紙の芸能担当記者が言う。
「新垣本人の恋愛観が、何より男性の理想が高くない。サプライズは『しなくていい。無理しなくていい』と思っていると以前、インタビューで答えていました。初恋は中学2年生の時で、ルックスが特に良いわけでもない長髪男子だったとか。ちょっかいを出し合っていたのが楽しくて、好きになったといいます。そんな純粋な性格の新垣が『最初は妻のふりをしていたのに、知らないうちに好きになったかも……』という役を演じているので、その微妙な心境の変化が妙にリアリティーがあり、視聴者も感情移入できるのでしょう」
さらに、女性だけでなく男性視聴者も同ドラマに魅了されているという。前出のテレビ情報誌の編集者が話す。