韓国に敗れて今予選初黒星を喫した日本。(写真:Getty Images)
韓国に敗れて今予選初黒星を喫した日本。(写真:Getty Images)
この記事の写真をすべて見る

 5月17日、リオデジャネイロ五輪出場権を懸けたバレーボール女子の世界最終予選兼アジア予選が東京体育館で行われ、世界ランキング5位の日本は同9位の韓国に1-3(26-28、17-25、25-17、19-25)で敗れ、今予選初黒星を喫した(2勝1敗)。

 ここまで格下相手に2戦連続ストレート勝ちを収めた日本だったが、アジア最上位へのライバル・韓国との一戦は過酷な試合となった。第1セットは一進一退の攻防の末にデュースへもつれ込んだが、キム・ヨンギョンを中心とした韓国の攻撃を止められず、26-28で接戦を落とす。

 第2セットも序盤は互角の展開で進むが、中盤に韓国に5連続ポイントを許す。その後も韓国の巧みなサーブで崩された日本は流れを止められず、このセットも17-25で落として後がない状況となる。

 第3セット、流れを変えたい日本は木村沙織に代えて石井優希、古賀紗理那に代えて鍋谷友理枝を起用。この采配が功を奏して序盤からリードを広げると、終盤にも石井のサービスエースなどで点差を広げて25-17で1セットを返す。

 勢いに乗りたい日本だったが、第4セットはビハインドを追う苦しい展開に。石井、迫田さおりのスパイクで必死に食い下がるも、19-25で韓国に押し切られた。

 8か国が参加している今予選では、アジア勢(日本、韓国、タイ、カザフスタン)の中で最上位に入るか、全体の3位以内に入ることが五輪出場権獲得の条件となる。

 日本の第4戦は18日に行われ、ここまで1勝2敗のタイと対戦する。