一方、せっかく考え抜いた葬儀プランも、残された家族が知らなければ水の泡となる。 「見学に来られた方には、家族でお話しすることを勧めています。理想の葬儀を計画しても、家族が知らなければ実現できません」
「死ぬ前に葬式の話なんて縁起が悪い!」というのは昔の話。見学して事前予約した人は笑顔になり、安心するという。家族にとっても、大切な人の納得する形で見送ることができたほうが、いいのではないだろうか。
【見学の準備と心得】
一、事前の予約で余裕の相談
葬儀場の多くは見学や相談も歓迎だが、事前に電話予約を。友引の日なら式場内もしっかり見学できる
二、理想の葬儀 夢ふくらまそう
どんな葬儀にしたいか、具体的な希望があるほうが、葬儀場もいい提案をしてくれるはず
三、菩提寺があるかないかで大違い
菩提寺があるのに連絡せずに葬儀を行うと、後々のトラブルに。自分の菩提寺を把握しておこう
四、家族にも葬儀の希望を伝えよう
理想の葬儀を考えてみても、実際に取り仕切るのは家族や親族。日頃から葬儀について語り合おう
五、見学は一カ所で 終わりと思うな複数で
会場の雰囲気や料金設定は千差万別。複数の式場を見て、比較・検討しよう
(取材・文/吉川明子、取材協力/(株)マルキメモリアル21 )
※週刊朝日ムック『はじめての遺言・葬式・お墓』より
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http://publications.asahi.com/news/602.shtml