王者ユヴェントス戦に先発した本田(左)だったが、宣言どおりの「真の姿」を見せるには至らなかった。(写真:Getty Images)
王者ユヴェントス戦に先発した本田(左)だったが、宣言どおりの「真の姿」を見せるには至らなかった。(写真:Getty Images)
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 現地時間4月9日に行なわれたイタリア・セリエA第32節、本田圭佑が所属するミランはホームで首位ユヴェントスに1-2と敗れた。6位の座は維持したが、5試合白星なしに終わった。

 本田は今週、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで「イタリアでは真の本田をまだ見せられていない」と述べた。負傷から復帰し、先発出場したユーヴェ戦でも、背番号10はまだその姿を見せることができなかった。

 前節でアタランタに逆転負けしたミランは、試合直後に異例の強制合宿を行なった。屈辱の事態に、チームは王者を相手にプライドを発揮。特に序盤はインテンシティのあるプレーでユーヴェを苦しめた。

 14分、先発起用されたマリオ・バロテッリが直接FKでユーヴェを脅かす。そして4分後、再びバロテッリのプレーが先制点へとつながった。高い位置でのボール奪取から、クロスでCKを獲得。すると、このセットプレーでアレックスが豪快なヘッドを叩き込んだ。

 だが、ユヴェントスも反撃。27分、GKジャンルイジ・ブッフォンのロングフィードから試合を振り出しに戻す。マリオ・マンジュキッチが落としたボールを、アルバロ・モラタがダイレクトでリターン。アレッシオ・ロマニョーリを振り切ったマンジュキッチが、2試合連続ゴールを決めて追いついた。

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